むかし、むかし、平の村は、しずかなわんの奥で、ゆたかなのんびりとした生活をしていました。ある年のことです。
村人たちは、しょうやさんの家に集まり何か良い考えがないのか、みんなで相談をしました。力の強い人をたのむのにももう、お金もありません。何日も話し合いが、つづきました。一人のおとしよりが、「そうだ良い考えがある」と、みんなにいいました。村をあらしにくる、さむらいのはいている、わらぞうりより、もっともっと大きいわらぞうりを作ったら良いと、いいました。さっそく、みんなでわらをもちよって、大きな大きなわらぞうりを作りました。そして、その夜に村の入口にぶらさげたのです。
あくる日、さむらいが力じまんに村の入り口にやってきました。村人は小屋のすみや、木のかけに、かくれてじっと様子を見ていました。さむらいは大きなわらぞうりを見て、こんな大きな人がこの村にいるなら、かなわないと、こわくなってこの村に、はいらずに逃げて帰ったというのです。めでたしめでたし。
1929年昭和24年 | ソ連引揚第一船高砂丸 |
引揚記念公園昭和45年 記念館(1970年建) |
舞鶴市指定文化財 | 所有管理 平八幡神社 | 字平140の1 |
区分 | 作品 | 制作時代 |
彫 刻 | 男神・女神坐像 | 平 安 |