原本は国立図書館・東舞鶴図書館にあります。
足立 正先生の略歴
昭和18年舞鶴中学校を経て、立命館大学卒業後、23年福井地震復旧事業に従事、建設業伊井組の支配人を務め同年9月事業終了にともない三笠小学校に奉職以後、各校38年間の教歴昭和61年3月で退職 現在戦後教育に関する記録を分析、舞鶴の人物史、金剛院物語を執筆中。 昭和62年、日本民話の会会員
参考資料
舞鶴の民話 足立 正氏 資料提供記載許可済
挿絵一部 吉田 真帆氏 資料提供記載許可済
舞鶴今昔物語 浄土宗 海岸山 見樹寺 住職 大野孝道氏 資料提供記載許可済
舞鶴の文化財 舞鶴市発行
足立 正(あだち・ただし)先生のお許しを得て此処に記載いたします。
昔はいろりをかこみながら、おじいさんやおばあさんが昔話をしてくれました。何十年前のお年寄りは、まだ読み書きする人がすくなかったのです。その前のおじいさんも読み書きできす゛口伝え、語り部でありました。そのころはテレビもラジオましてや今の世のパソコンゲーム機などなく、ただお年寄りが話すことを、一つも聞きもらすまいと耳をかたむけたものです。私たちの祖先は字が書けず記憶をたどって子供たちに話をしたものです。民話はおもしろく、祖先の知恵、ゆめ、よろこび、悲しみが込められています。ここに紹介する舞鶴の民話は足立先生があちらこちらの古老をたずねて、お聞きになったことを参考にして一人でも多く子供達の心の片隅に残ればと舞鶴の遺話として小学生向けに再話記載いたします。
ルビ付けが遅れていることお詫び致します。